新ごみ処理施設建設計画の真実と急展開の裏側 ②
ついに現行計画は見直しへ!市民8,000人の署名が動かした政治(令和7年11月)
市民の皆様、日頃より温かいご支援と市政への貴重なご意見をいただき、心より感謝申し上げます。
こんにちは。飯塚市議会議員・ふくおか県央環境広域施設組合議員のかねもと芳雄です。
土地予算の二度の否決を受け、いよいよ計画の杜撰さが明らかになる中、令和7年、市民の皆様の側からも大きなうねりが巻き起こりました。
住民有志による「筑豊の環境と未来を考える会」が中心となり、ごみ処理施設の新設計画見直しを求める署名活動がスタート。そして、令和7年11月21日、なんと「8,046人分」もの重い想いが詰まった署名が、組合長・議長宛に提出されたのです。
この市民の強力なバックアップを受け、直後の令和7年11月26日、ふくおか県央環境広域施設組合議会において、武井政一組合長(飯塚市長)が「現行計画(公募手続き)の見直し」を表明しました。
物価高騰やごみ減量の推移などの新たな社会状況を踏まえ、
「新ごみ処理施設整備事業のこれまでの事業者公募手続きを見直し、設計・建設や運営を任せる民間事業者を改めて公募する方針とする」
私たちの「見直し」の主張が、そして市民の皆様の「おかしい」という声が、ついに行政のトップを動かし、これまでの不透明な816億円計画のプロセスに一旦のブレーキをかけさせたのです!
矛盾する議会の採決
しかし、この日の議会では、政治の複雑で不可解な一面も露呈しました。
組合長が「現行計画の見直しと事業者の再公募」を表明したそのまさに同じ日に、提出3回目となった「土地購入の補正予算案」が、賛成8・反対6の僅差で可決されてしまったのです。
「これまでの計画は見直して再スタートするのに、なぜ土地だけは予定通り先に買うのか?」
市民の皆様からすれば、到底理解しがたい、極めて矛盾した決定です。この不透明な決定のまま、事態は12月の「契約手続き」へと進んでいくことになります。
前代未聞のドタバタ劇!契約書に重大な不備、議案が突如取り下げに(令和7年12月)
「これまでの計画は見直すが、土地だけは先に買う」という、あまりにも矛盾した決定のまま迎えた、令和7年12月25日の組合議会臨時会。
この日は、いよいよ地権者と「土地の購入契約」を結ぶための契約議案が提出されました。
現行の計画が見直し(事業者の再公募)になっているにもかかわらず、本当にその土地が必要なのか、価格は適正なのか――。当然、議会は冒頭から激しい議論となり、紛糾しました。その中で、さらに信じられない事態が発覚します。
なんと、提出された土地購入の契約書自体に「重大な文言の不備」があることが審議中に露呈したのです。
具体的には、契約書に記載されるべき基本合意の内容と提出された議案の文言に食い違いがあり、法的な効力や組合の権利保護において、重大な欠陥が生じるおそれのある単純ミスが放置されていました。市民の大切な税金を使って取引を行う公式な契約書に不備があるなど、一般的な民間企業であれば到底あり得ない、前代未聞の失態です。
この決定的な失策により、議論は完全にストップ。最終的には、追及から逃れるかのように、武井組合長自らが「契約議案の取り下げ」を求め、議会がそれを承認して閉会するという、極めて締まりのないドタバタ劇で令和7年を終えることとなりました。
市民の財産を扱う行政・組合執行部としての当事者意識や、仕事の精度が著しく欠如していると言わざるを得ない、非常に恥べき結末でした。
しかし、騒動はこれで終わりませんでした。次回は、年が明けた令和8年2月、この問題の土地契約がどのような結末を迎えたのか、その驚くべき「強行劇」を詳しくお伝えします。

